Report of Two Cases of Actinomycosis of the Neck, One Acute and One Chronic

Kazuhiro Moriwaki; Yoshiharu Sakata; Takashi Kato; Atsuhiko Uno; Miki Nagai; Toshiko Sawada

doi:10.3950/jibiinkoka.103.1238

急性型•慢性型頸部放線菌症の検討

森脇計博, 坂田義治, 加藤崇, 宇野敦彦, 長井美樹, 澤田俊子

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キーワード: 頸部放線菌症, 急性型と慢牲型, 外科的治療, 抗生物質投与

ジャーナルフリー

2000 年 103 巻 11 号 p. 1238-1241

DOI https://doi.org/10.3950/jibiinkoka.103.1238

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発行日: 2000/11/20 受付日: - J-STAGE公開日: 2008/03/19 受理日: - 早期公開日: - 改訂日: -
訂正情報
訂正日: 2008/03/19 訂正理由: - 訂正箇所: 引用文献情報訂正内容: 訂正前 : 1) 大木孝一,和田公平,山本祐三,牧本一男.高橋宏明:頭頸部放線菌症の2症例,耳鼻臨床86:1757-1762,1993.
2) 斎藤肇:アクチノミセス,ノカルジア戸田新細菌学.森良一編,南山堂:478-482頁,1989.
3) 吉田幸夫:頸部放線菌症.耳喉頭頸 63増:248-249,1991.
4) 熊川孝三,船坂宗太郎,北原伸郎,船井洋光,遠藤久子,他:側頭部に発症した放線菌症:耳喉頭頸 55:975-979,1983.
6) 増田敦彦,宇野研吾,須古和之,石川哮:顎下部アクチノマイコーシスの1例.耳喉頭頸65:943-946,1993.
7) 深澤元晴,岡田聡子,渡辺周一,金滝憲次郎:頸部放線菌症の1例.耳喉頭頸 62:783-786,1990.
8) 西山耕一郎,高橋廣臣,八尾和雄,鎌田利彦,井口芳明;頸部放線菌症の2症例.耳喉頭頸 64:405-410,1992.
10) 小川雅浩,杉本太郎,奥常幸:頬部放線菌症の1症例.耳喉頭頸 64:91-95, 1992.
11) 山本洋之,加藤一吉,井上雅勝,水本清:小児左頸部放線菌症の1例ならびに本邦10年間137例の集計(1973-1982年).鳥取医学雑誌 14:61-65,1986.

訂正後 : 1) 大木孝一,和田公平,山本祐三,牧本一男.高橋宏明:頭頸部放線菌症の2症例,耳鼻臨床86:1757-1762,1993.
2) 斎藤肇:アクチノミセス,ノカルジア戸田新細菌学.森良一編,南山堂:478-482頁,1989.
3) 吉田幸夫:頸部放線菌症.耳喉頭頸 63増:248-249,1991.
4) 熊川孝三,船坂宗太郎,北原伸郎,船井洋光,遠藤久子,他:側頭部に発症した放線菌症:耳喉頭頸 55:975-979,1983.
6) 増田敦彦,宇野研吾,須古和之,石川哮:顎下部アクチノマイコーシスの1例.耳喉頭頸65:943-946,1993.
7) 深澤元晴,岡田聡子,渡辺周一,金滝憲次郎:頸部放線菌症の1例.耳喉頭頸 62:783-786,1990.
8) 西山耕一郎,高橋廣臣,八尾和雄,鎌田利彦,井口芳明;頸部放線菌症の2症例.耳喉頭頸 64:405-410,1992.
10) 小川雅浩,杉本太郎,奥常幸:頬部放線菌症の1症例.耳喉頭頸 64:91-95, 1992.
11) 山本洋之,加藤一吉,井上雅勝,水本清:小児左頸部放線菌症の1例ならびに本邦10年間137例の集計(1973～1982年).鳥取医学雑誌 14:61-65,1986.

訂正日: 2008/03/19 訂正理由: - 訂正箇所: PDFファイル訂正内容: -

抄録

放線菌症はActinomyces israeliiが原因となることが多く,顔面頸部領域は好発部位の1つである.同症は急性型と慢性型の2型に分類されるが,最近は抗生物質の使用のため,多くは慢性化膿性肉芽性疾患として経験するようになった.今回我々は,細菌学的検査にて確定診断できた急性型と,病理組織学的検査にて確定診断できた慢性型の,頸部放線菌症2症例を経験した.急性型では,症状が短期間で広範囲になることがあり,診断や治療が遅れると死亡する可能性もある.慢性型では,症状はほぼ固定した頸部腫瘤としてみられるが,悪性疾患や結核などと誤診されることもある.両者とも外科的治療と長期間抗生物質の投与が必要である.これら放線菌症2症例の臨床経過と若干の文献的考察を加えて報告する.

責任著者(Corresponding author)

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