Journal of Pesticide Science
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時間制御型溶出性粒剤からのメトミノストロビンの溶出挙動に及ぼす水の物理化学的性質の影響
メトミノストロビン含有時間制御型溶出性粒剤の開発 (第5報)
田島 繁嶋田 真二松本 公平武田 禮二白石 友紀
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2001 年 26 巻 3 号 p. 244-247

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抄録

メトミノストロビンを含有する時間制御型溶出性粒剤 (TCRG) からの溶出挙動に及ぼす水の物理化学的性質の影響を調べた. メトミノストロビンの溶出挙動は, 水のpHや硬度に影響を受けないが, 温度が高くなるに応じて, ラグタイムが短くなり, 溶出速度が速くなった. 累積温度 [溶出温度×時間 (日)] をX軸に, 累積溶出率をY軸にとると, 15~30℃までの溶出挙動において, グラフ上の溶出曲線が重なり, 累積温度から溶出率を推算できることが明らかとなった. 温度によって溶出挙動が変化したのは, PVC皮膜の水透過性が変化したためと考えられた.

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