2014 年 23 巻 4 号 p. 325-330
フラットパネルを搭載した血管撮影装置で収集可能なCT画像とX線透視情報を統合し, 正確な位置情報を視認しながらX線透視下に血管撮影室で手術を行うXperGuide手術を, 脳動脈瘤に合併した急性水頭症8例に行った. 全例に合併症なく脳室ドレナージ術を行い, 1回の穿刺で, 目的部位に正確にドレナージを留置することができた.
今回の結果から, XperGuide脳神経外科手術は, 脳出血や脳膿瘍, 脳腫瘍などにも応用可能な画像支援手術として期待できる可能性が示唆された.