いわき市立総合磐城共立病院心臓血管外科
福島県立医科大学心臓血管外科
2012 年 41 巻 6 号 p. 285-288
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
症例は63歳男性.12年前に食道癌で胸骨後食道再建術を施行されている.今回,左脳梗塞と持続する発熱,炎症反応高値に対して心エコー検査を施行したところ,巨大な左房粘液腫を認めた.胸骨正中切開によるアプローチは不可能と判断し,右第4肋間小開胸による低侵襲心臓手術を施行し,術後経過は合併症なく良好であった.本法は胸骨再正中切開に伴うリスクがなく,かつ低侵襲であり再手術にも有用な方法であると考える.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら