日本農村医学会雑誌
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研究報告
愛知県厚生連における末梢性顔面神経麻痺に対するリハビリテーションの現状
中村 訓之沖 公平
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2014 年 63 巻 1 号 p. 35-40

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抄録

 当院を含めた愛知県厚生連における末梢性顔面神経麻痺に対するリハビリテーションの現状について報告する。質問紙郵送による自記式アンケート調査を, 当院以外の愛知県厚生連計7病院に行なった。調査項目は, リハビリテーション実施の有無, 実施者の職種, 依頼のある診療科, 開始時期, 頻度, 終了時期, 終了基準, リハビリテーション内容などである。その結果, リハビリテーションは4施設で実施されていることがわかった。4施設におけるリハビリテーションの内容は, マッサージ・ストレッチ4施設, 表情筋強化4施設, 病的共同運動抑制のためのフィードバック訓練1施設であった。また, 4施設すべてで低周波療法は実施されていなかった。病的共同運動抑制への治療が浸透していないことやリハビリテーション未実施施設が3施設もあることから, リハビリテーション介入の啓発活動が必要であると考えられた。

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© 2014 一般社団法人 日本農村医学会
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