日本下肢救済・足病学会誌
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総説
チーム医療の力となる看護のチカラ
菅原 和美水野 美華
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2013 年 5 巻 3 号 p. 131-137

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抄録

2008年の糖尿病合併症管理料の算定から5年が経過し,フットケアが多くの施設で行われるようになった.病院だけではなく,その人らしい生活を続けていくためにもフットケアはさまざまな現場で行われている.その多数の現場に看護師がおり,フットケアを実践し,チームの医療の中で役割を担っている.今回,病棟・外来・訪問看護・介護施設・クリニックの5つの現場の特徴とフットケアの現状,看護師の役割について述べ,チーム医療の中における看護のチカラとはどのようなものかを考えた.その結果,看護師はチームの中で調整や情報提供を行い,患者・家族を見守り,生活や療養を支える力を持っていた.これらのことから看護師はチーム医療の中でフットケアを「つなぐ力」が大きかったと考えられた.

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© 2013 日本下肢救済・足病学会
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