2014 年 70 巻 2 号 p. I_121-I_126
港湾空間では2013年10月現在,設備容量170MWの風力発電施設が立地しているが,本研究では,これに加えて自己利用型のエネルギーとして利用するシステムを提案する.この目的実現のためには発電電力の変動性に加えて,需要側の電力の変動特性を把握することが重要であり,これを分析した.さらに北海道の日本海側に位置する港湾において風力発電単独および太陽光発電とのハイブリッドシステムによる電力の需給バランスの分析を行い,実現へ向けての課題を整理した.