自治医科大学内分泌代謝科
2010 年 99 巻 10 号 p. 2545-2547
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症例は75歳,女性.低血糖による意識障害のため救急入院し,当科紹介となった.血糖値48mg/dl,インスリン値3.4μU/mlで,既存のインスリノーマ基準にはすべて合致しなかった.Cペプチド値の相対的高値および75g糖負荷試験などの精査にて,プロインスリン値の上昇を認めた.膵dynamic CTや選択的カルシウム動注後肝静脈サンプリングにてインスリノーマの局在診断が得られ,外科的腫瘍核出術施行.その結果,低血糖発作は消失した.
日本内科学会会誌
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