国立病院機構横浜医療センター/臨床研究部
2005 年 67 巻 2 号 p. 100-101
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62歳男性。嘔気・食思不振を主訴に来院,上下部消化管内視鏡を施行,胃内に食物残渣を認めるのみであった。腹部US・CT・小腸造影を施行,空腸に腫瘤・狭窄像を認め小腸腫瘍と診断した。ロングオーバーチューブを用い小腸鏡を施行,2型病変を認め,生検で小腸癌と診断し空腸部分切除術施行。小腸癌は術前の組織学的な確定診断は困難であるが,処置具の工夫により,本例のように術前診断が可能な場合もある。
消化器内視鏡の進歩:Progress of Digestive Endoscopy
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