Progress of Digestive Endoscopy
Online ISSN : 2187-4999
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症例
Brunner腺を発生母地とした十二指腸腺腫の1例
長尾 あきら三坂 亮一平山 恵美久保木 友子伊賀 陽子加塚 希堀田 順子竹内 英津子石川 尚之新見 晶子重本 六男前田 淳今村 哲夫
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2006 年 68 巻 2 号 p. 124-125

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抄録

 Brunner腺腫は,以前は稀な疾患と考えられていた。今までは,異型のないBrunner腺の増生により腫瘤を形成したものと考えられてきたが,これらは現在Brunner腺過形成と診断され,少ない頻度であるが真の腺腫と考えられる病変も存在することが分かってきた。今回我々はBrunner腺を発生母地とした十二指腸腺腫の1例を経験し,HIK1083染色により確実に診断することが出来たので報告する。

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© 2006 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
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