全日本鍼灸学会雑誌
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シンポジウム
日中韓鍼灸コミュニケーション
矢野 忠朱 江CHO Ki-Ho
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キーワード: 鍼灸, 国境, 医療制度, 教育, 歴史
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2011 年 61 巻 2 号 p. 130-149

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抄録

 日本で統合医療を進めるためには、 日本の医療、 鍼灸の特性を理解し、 検討を進めることが重要なカギとなる。 鍼灸を含めた医療は、 社会、 文化、 歴史の影響を受けるため、 国によっては異なった特色をもつ。 多くの鍼灸師にとって、 各国の鍼灸事情を知る機会はほとんどない。 そこで各国の医療制度、 教育、 使用器具、 手技、 治療方針、 診察方法などを知ることにより、 多くの人が鍼灸の特殊性と普遍性を認識し、 国境を越えた相互理解の輪を広げることで、 統合医療を含めた日本の鍼灸の発展に寄与することを目的とする。

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© 2011 社団法人 全日本鍼灸学会
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