東邦大学第1内科
1997 年 39 巻 8 号 p. 1398-1405
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症例は59歳女性.上腹部不快感を主訴に来院.内視鏡検査でO-1型の萎縮性胃炎であり,生検組織培養でHelicobacter pylori (Hp) 感染が確認された.症状が長期に及ぶため,除菌治療を行った.2カ月後に除菌が確認され,症状は消失したが,8ヵ月後に胸やけを訴えた.内視鏡検査では逆流性食道炎が確認され,プロトンポンプ阻害剤で治療した.Hp除菌後に逆流性食道炎を発症し,酸分泌抑制剤の投与が必要な症例を経験したので報告する.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
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