天理よろづ相談所病院心臓血管外科 岸和田市民病院心臓血管外科
天理よろづ相談所病院心臓血管外科
1996 年 25 巻 5 号 p. 337-339
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症例は76歳の女性で腎動脈下腹部大動脈瘤の破裂で緊急手術を行った. 左鎖骨下動脈からバルーンを挿入したが, 遊離した大動脈弓部の粥腫のためと思われる脳塞栓をきたした. 血行動態の不安定な破裂性腹部大動脈瘤の手術にバルーンの果たす役割は大きいが, その使用にあたっては脳塞栓の可能性を念頭におき操作する必要があると考え報告した.
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