大阪府立母子保健総合医療センター心臓血管外科
大阪府立母子保健総合医療センター小児循環器科
2000 年 29 巻 1 号 p. 25-28
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
重篤なショック状態に陥った右肺動脈上行大動脈起始の1例に対し, 右肺動脈絞扼術後に修復術を行い救命した. 症例は生後2日目にショック状態で緊急搬送され, 呼吸管理や内科的治療にもかかわらず低血圧, 無尿状態が持続し, アシドーシスが改善しないため, 同日緊急に右肺動脈絞扼術を施行した. 絞扼直後より血圧の上昇, 利尿が得られショック状態を脱した. 修復術は生後48日, 体外循環下で心拍動下に右肺動脈と肺動脈幹の直接吻合を行い経過良好である.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら