全日本鍼灸学会雑誌
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隔物灸について
大西 基代戸田 静男菅田 良仁東家 一雄黒岩 共一木村 通郎
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キーワード: 隔物灸, 生姜, 大蒜
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1988 年 38 巻 4 号 p. 420-422

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抄録

隔物灸は, その温熱刺激と隔物の作用を生体に与え, 治療効果を得ていると考えられている。そこで, 隔物の灸により溶出する含有成分の検出を thin layer chromatography を用いて行った。その結果, 隔物として用いた生姜, 大蒜より各々の含有成分の溶出が確認された。このことは, 隔物から溶出する成分の薬理作用が, 温熱刺激とともに重要な役割を持つことを示唆している。

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