東京医科歯科大学教養部
1993 年 24 巻 4 号 p. 267-272
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生命倫理に関する問題を重視する時代にあって, 医歯系大学に学ぶ学生は人々の生命や死に関する基本的な事柄を考えていくことが必要である. そこで, 医学部と歯学部の学生合計384名を対象に, 彼らの「死の周辺事象」への関心と経験がどのようであるかを調査する目的で質問紙調査を行った. 死に関連する事柄の経験, 死の周辺の人生観や死生観, 臨死患者への現代医療の対応を尋ねたところ, 生老病死という人間の営みを自らのものとして体験する機会に乏しいことがわかった.
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