医学教育
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客観的臨床能力試験での医療面接における評価の差の問題について
福本 陽平村上 不二夫今井 一彰小早川 節伊藤 由香河村 由吏可小野 咲弥子村上 泰昭立石 彰男川崎 勝
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2002 年 33 巻 4 号 p. 209-214

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抄録

山口大学医学部では病棟実習前の5年生に客観的臨床能力試験 (OSCE) を課している. OSCEを3日間で実施するため, 遅い日程の学生の方が, 早く受験した学生よりも有利になるのではないかと推測される. そこで, OSCEでの医療面接において1名の評価者の育ごとの採点の平均値の差を統計学的に検討し, また, 2名の評価者による二重評価が行われたステーションでの, 評価者間の差についても検討した. その結果, 各列の評価者が行った3日間の評価では, いずれも有意差は認められなかったが, 二重評価では3か所中2か所で差がみられた. 今後, OSCEの評価者や評価表の標準化などについてさらに改善の余地があると思われた.

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