2008 年 39 巻 1 号 p. 51-54
1) 我々は, 医療面接を担当した学生の評価, 実習の運営の評価, および外来診療教育に対する患者の認識について質問して評価した. また患者の自由な意見を求めた.
2) 外来診療全体に対する患者の評価, および外来診療教育についての患者の認識はおおむね良好であったが, 一部に診療時間の短さと医学生の医療面接に対する不安感を訴える例があった.
3) 医学生への期待感から医学教育に積極的に関わりたいという患者が多かった. また, 面接実習が患者の「話を聞いてもらいたい」という希望をかなえる側面をもつことが明らかになった.