精密工学会誌
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非多様体形状モデルを用いた形状特徴の表現と管理
増田 宏
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1993 年 59 巻 6 号 p. 956-962

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抄録
形状特徴を境界表現形状モデルを用いて表現, 管理する際の問題点について論じ, それらの開題点の多くが非多様体形状モデルを用いることによって解決できることを示した.
本論文で述べた形状特徴表現の利点は以下の通りである.
(1) 形状特徴に応じた位相要素を持つ形状モデルM (Λ) が生成されるために, 設計途中で現れる形状特徴が保持でき, また形状特徴間で干渉が生じる場合でも整合性は保持される.
(2) 形状特徴に形状特徴固有の位相構造が定義できる.この位相構造を用いれば, モデリングの際の形状モデルの位相の変更を考慮せずに, 形状特徴固有の位相要素を参照することができる.
(3) 複合形状特徴が形状特徴間のプール式として定義できる.複合形状特徴は抽出操作によって形状データから取り出すことができる.
(4) 任意の形状特徴の修正を高速に行うことができる.
引用文献 (7)
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