日本物理学会誌
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奇カイラリティのクォーク分布関数 : 摂動論的 QCD の新展開
小池 裕司田中 和廣
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1998 年 53 巻 6 号 p. 438-442

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抄録

1999年に完成予定のRHIC(Relatlivistic Heavy Ion Collider)を用いた核子-核子散乱実験は, 核子のスピン構造研究に新たな展開をもたらすであろう. これまでのレプトン-核子散乱実験では見られなかったカイラル奇分布関数h1, hLが姿を現すからである. 本稿ではこれらの新たなスピン分布関数について, 摂動論的QCDによる我々の研究を紹介する.

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