化学工学論文集
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懸濁重合におけるポリマー粒子径に及ぼす固体微粉末安定剤の調製条件の影響
田口 佳成細貝 和彦田中 真人
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1999 年 25 巻 5 号 p. 758-763

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抄録

スチレンの懸濁重合において, 固体微粉末安定剤の調製条件がポリマー粒子径に及ぼす影響について検討した.
実験では固体微粉末安定剤として炭酸カルシウムを採用し, 異なる温度で調製した.調製された炭酸カルシウムの形状や粒子径は温度により大きく異なり, 結果として生成するポリマー粒子の粒子径も著しく異なった.すなわち, 20℃で調製された炭酸カルシウムを添加した場合には, 粒子径の大きなポリマー粒子が, 70℃で調製された炭酸カルシウムを添加した場合には, 粒子径の小さなポリマー粒子が生成された.

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