早稲田大学理工学部応用化学科
1994 年 23 巻 3 号 p. 864-867
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ヘモグロビン小胞体の二分子膜成分に合成glycolipidを導入し、オリゴ糖鎖で小胞体表面を修飾した。小胞体表面から水相に伸びたオリゴ糖鎖の排除体積効果のため、Ca2+(5mM)やデキストラン(平均分子量40,000)添加により惹起される小胞体の凝集を抑制することができた。更に凍結融解後も粒径分布は変化はなく、ヘモグロビンの漏出、酸素親和度の変化は殆ど認められなかった。従って合成glycolipidの導入により、凍結保存可能なヘモグロビン小胞体が調製できた。
日本人工臓器学会雑誌
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