新潟大学第二内科
1997 年 86 巻 8 号 p. 1351-1357
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多くの膠原病では,腎臓が重要な標的臓器となる.慢性関節リウマチでは,腎障害の疾患概念の変化を認識する必要がある.全身性エリテマトーデスでは,腎障害が予後に大きく関連するため,組織評価と治療法の確立が課題である.強皮症では,腎クリーゼに類似した,新たな腎障害様式が明らかとなった.混合性結合組織病に個有の腎病変が存在するか否かは,未だ明らかでない.抗好中球細胞質抗体関連の腎障害にも留意する必要がある.
日本内科学会会誌
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