社会保険中央総合病院大腸肛門病センター
1997 年 50 巻 10 号 p. 1103-1108
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裂肛が慢性化した場合,肛門狭窄,肛門ポリープ,みはりイボなどを合併し、肛門痛の遷延のみならず排便障害や脱出症状をきたし,裂肛はさらに深掘れし保存的治療では難治性となるため手術適応となる.内括約筋レベルの肛門狭窄に対してLSISを行い,LSISだけでは解除不可能な肛門上皮レベルの高度狭窄例にはSSG法を行う.肛門括約筋に侵襲のかかる術式ゆえ愛護的に行わないと術後の肛門機能愁訴を招く恐れもあり注意深く行うべきである.
日本直腸肛門病學會雑誌
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