小児歯科学雑誌
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当科外来における20年間の思春期顎関節症患者の実態調査
石谷 徳人重田 浩樹長谷川 大子岩崎 智憲森主 宜延小椋 正
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キーワード: 思春期, 顎関節症, 実態調査
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2002 年 40 巻 5 号 p. 797-802

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抄録

講座開設以来約20年間に,鹿児島大学歯学部附属病院小児歯科外来に来院した思春期の顎関節症患者の実態調査を行い,前半期10年,後半期10年で比較し,検討を行った。
来院患者の実態調査より,来院患者数は前半期に比べ,後半期で増加している。男女比については20年間を通じて女子が男子と比べて,高頻度を示し,後半期では前半期より女子の比率が増加している。主訴別患者数,初発症状,初診時臨床症状についてはいずれも頻度順には変化はないものの,前半期に比べて後半期で,疼痛の割合が増加し,雑音の割合が減少している。
治療の実態調査より,治療法では前半期に比べて後半期に咬合治療の割合が大きく減少し,理学療法,薬物療法はその割合が大きく増加しているものの,治療効果については前半期に比べ,後半期では大きな変化は見られなかった。

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© 一般社団法人 日本小児歯科学会
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