人工臓器
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WADIC(Waseda Automatic Dialysis Controller)の開発
神品 順二小沢 喜久夫竹沢 真吾酒井 清孝山下 明泰市原 彦之安藤 和弘日台 英雄中西 光井上 政昭
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1984 年 13 巻 2 号 p. 735-738

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抄録

現在, 質, 量ともに向上しつつある血液透析を一部自動化することで, さらに充実した治療の展開が期待できる。WADIC(Waseda Automatic Dialysis Controller)は, 各患者に見合った至適透析を行うことを目的として考案された。本システムは, 尿素窒素およびクレアチニンに関して, 透析液廃液中濃度からの血中濃度の推算が可能であり, 膜間圧力差(TMP)による除水コントロール機能を備えている。またMMに関しても, 総除去量の推算が可能である。これらの機能により, 透析中に透析時間の自動設定が可能となる。長期的な変動を追うことで, 患者に最適のダイアライザー, 透析液流量を決定できる。このようにWADICは, 各患考に対して質の高い透析を行い, 医療スタッフの労力軽減による余裕のある看護を可能にする。

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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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