人工臓器
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中空糸血液浄化膜のRIを用いた構造解析
酒井 清孝大橋 英彦三村 理七小沢 喜久夫竹沢 真吾
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1986 年 15 巻 3 号 p. 1541-1544

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抄録

効果的な中空糸型血液透析器, 血漿分離器を設計するには,孔半径など膜構造の情報は不可欠である。われわれはすでに, 中空糸型血液透析膜の溶質透過係数と純水濾過係数を実験的に求め, 細孔理論を用いて孔半径など膜性能を示すパラメータを推算した。本報では同様の手法を中空糸血漿分離膜および血漿濾過膜に適用し, 解析を行った。また各膜の含水率を求め, 曲路率, 膜面開孔率を算出した。その結果, 血漿分離膜は1000~2000Åの孔半径を有することがわかった。また溶質透過係数が溶質によって極端に低下する膜も見られ, 溶質の膜への吸着が起こっていることが示唆された。

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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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