化学工学論文集
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単一オリフィスからの気泡生成に伴う液もれ
赤木 靖春高橋 照男
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1984 年 10 巻 2 号 p. 247-251

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抄録

単一オリフィスにおいて, 気泡生成に伴う液もれの発生する範囲と液もれ量について実験的に研究した.
孔径2~12mm, 板厚1~10mm, 蓄気室体積50~28,000cm3の範囲にわたって液もれ量 (Ql) を測定した.液もれ量は孔径 (d) とともに増大するが, 板厚の影響は少ない.蓄気室体積 (Vc) が増大するとQlは減少する.
液もれの発生するdおよびVcの範囲を決定し, 液もれの発生するガス流量の範囲をd, Vcなどの関数として整理した.また最大液もれ量およびこれの現われるガス流量も主にdVc等によって相関されることを明らかにした.

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