頭頸部癌
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総説
国立がんセンターにおけるチーム医療の現状
木股 敬裕桜庭 実石田 勝大門田 英輝矢野 智之林 隆一松浦 一登山崎 光男門田 伸也宮崎 眞和海老原 敏田代 浩
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2004 年 30 巻 3 号 p. 401-406

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抄録

国立がんセンターにおける頭頸部腫瘍に関するチーム医療の特徴は, がん専門病院で有るが所以の頭頸部を専門とする医療職の存在である。頭頸部外科医のみならず, 頭頸部領域を主とした放射線診断医, 放射線治療医, 腫瘍内科医, 形成再建医, 歯科医, そして看護師の存在は大きい。また, 精神的ケアに関与する緩和ケア医, 精神腫瘍医 (精神科医), 臨床心理士の存在は大きな特徴である。そして病院全体の目標が, がん医療で統一していること, 他科の医師同士の連携が非常に良いことがチーム医療を行うのに大きな利点となっている。今回, 国立がんセンター東病院の頭頸部癌に対するチーム医療の現状を, 治療前, 治療中, 治療後に分けて報告すると伴に, その問題点と改良すべき点について言及する。

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© 2004 日本頭頸部癌学会
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