日本内科学会雑誌
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III. 最近の話題
2. 肺胞蛋白症と抗GM-CSF抗体
渡辺 雅人中田 光
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2006 年 95 巻 6 号 p. 1042-1047

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抄録

特発性肺胞蛋白症 (I-PAP) は, 抗GM-CSF自己抗体による自己免疫疾患である. 自己抗体が肺胞内のGM-CSF活性をブロックし, 最終的に肺胞内のサーファクタントが蓄積する. 最近, 自己抗体の解析がすすみ, より詳細な機能が明らかになった. 治療ではGM-CSF吸入療法の有効性が示された. 自己抗体の解析とGM-CSF療法前後の評価は, I-PAPの病態を理解する上できわめて重要である.

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© 2006 一般社団法人 日本内科学会
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