日本血栓止血学会誌
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特集:「血栓止血の臨床─研修医のためにIII」
6.ITPの診断と治療
桑名 正隆
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2008 年 19 巻 2 号 p. 199-201

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抄録

Point
(1)診断は血小板減少をきたす他の疾患の除外を基本とする.
(2)血小板数と出血症状の程度,背景因子やライフスタイルに基づいて治療適応を決める.
(3)治療はまずステロイド療法,次いで摘脾を行う.
(4)ITPと診断されればまずH. pyloriを検索し,陽性であれば除菌療法を優先する.

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© 2008 日本血栓止血学会
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