日本醸造協会誌
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赤ヌカからの機能性食品素材の開発
尾関 健二
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2008 年 103 巻 5 号 p. 321-326

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抄録

赤ヌカは醸造副産物として産生されるだけでなく, 飯米精米に伴っても大量に排出される我が国の重要なバイオマス資源である。本稿では, この赤ヌカを機能性食品素材として有効に活用するための検討結果を紹介していただいた。赤ヌカを酵素分解し, その後に酵母で発酵させることにより, ヘミセルロースの分解物であるキシロースやアラビノースが濃縮され, 血糖値上昇防止効果やアレルギー低減効果などが確認されている。赤ヌカを用いた機能性食品の開発向けて, 興味深い研究結果である。

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