岡山大学大学院医歯薬学総合研究科腎・免疫・内分泌代謝内科学
2008 年 97 巻 5 号 p. 1028-1034
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糖尿病性腎症は透析療法導入原因疾患の第一位を占める重要な疾患である.糖尿病性腎症の発症には,罹病期間,血糖,血圧,脂質が関与している.腎症の診断は臨床経過,検尿所見と腎機能などを総合的に判断して行うが,早期診断のためにはアルブミン尿を測定する.腎症を早期に診断して,血糖,血圧,脂質を厳格にコントロールし,レニン・アンジオテンシン系を抑制することによって,アルブミン尿を陰性化させること(寛解)が可能である.
日本内科学会会誌
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