岡山大学 消化器・腫瘍外科
2009 年 51 巻 5 号 p. 1284-1289
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
食道表在癌治療では内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)が急速に普及している.ESDの切除標本でSM浸潤を認め,追加外科手術施行前に,急速に縦隔リンパ節(n106recR)転移を来した食道表在扁平上皮癌の1例を経験した.ESD前のCTではn106recRリンパ節の存在を認め,転移は否定しえない状態であった.ESD後に急速増大したリンパ節転移とESD手技との間の関連は不明であるが,ESDの適応拡大には細心の注意が必要であると考えられた.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら