ステロイド治療にて低左心機能，アミオダロン誘発性甲状腺中毒症を救命しえた1例

齋藤 理恵; 三谷 治夫; 田尾 進; 石綿 清雄; 山口 徹; 大野 実; 竹内 靖博

doi:10.2169/naika.98.2589

今月の症例

ステロイド治療にて低左心機能，アミオダロン誘発性甲状腺中毒症を救命しえた1例

齋藤理恵, 三谷治夫, 田尾進, 石綿清雄, 山口徹, 大野実, 竹内靖博

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キーワード: アミオダロン, 甲状腺中毒症, ステロイド

ジャーナルフリー

2009 年 98 巻 10 号 p. 2589-2591

DOI https://doi.org/10.2169/naika.98.2589

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抄録

アミオダロンはヨードを大量に含む為，甲状腺機能低下症を来しやすい．さらに長期間の内服により甲状腺ホルモン過剰症が突発的に生じることがありamiodarone-induced-thyrotoxicosis（AIT）と呼ばれる．AITに対する標準治療は未だ確立されておらず，その患者背景から予後不良とされている．今回我々はステロイド治療にて救命しえたAITを来した低左心機能症例を経験したので報告する．

責任著者(Corresponding author)

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