ランドスケープ研究
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現存植生環境動態図の作成とその活用に関する基礎的研究
重松 敏則朝廣 和夫瀬戸島 政博牧田 史子
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1996 年 60 巻 5 号 p. 527-530

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抄録

有限の地球資源や生態バランスの保全を考えるとき, 国土環境の現況把握と植物資源の持続的な保全・利用計画が必要であるが, その基礎資料となる従来の植生図は, 植生の質量についての情報内容やデー夕の最新性等に限界があったため, 本研究は近い将来の超分解能衛星データの普及を前提に, カラー空中写真を主体に画像分析を行い, 当面は現地調査と目視判別も併用しながら, 樹林高, 樹冠幅, 樹木被覆度を示す現存植生環境動態図の作成を試みたものである.その活用の試案として, 植生の安定度, 大気浄化・気温調節機能, 景観・アメニティ機能, 生態的保全機能, 木材・バイオマス資源量, について現存植生環境評価図の作成を試みた.

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© 社団法人 日本造園学会
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