映像情報メディア学会誌
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研究速報
3次元空間内におけるPseudo-Hapticsについて
石井 雅博佐藤 秀一
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キーワード: Pseudo-Haptics
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2012 年 66 巻 6 号 p. J188-J191

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抄録

マウスポインタ等の自己投影物の移動速度に変化が生じた場合,擬似的な力覚が知覚されることが確認されている.この現象はPseudo-Hapticsと呼ばれている.これまでPseudo-Hapticsの特性は前額平行面上での運動について調べられてきた.本研究では3D空間での奥行き方向の運動がPseudo-Haptics知覚に及ぼす影響について調べた.その結果,奥行き方向でのPseudo-Haptics生起率・知覚力覚量が小さいことがわかった.またその原因は腕の運動方向より視覚にあることがわかった.

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© 2012 一般社団法人 映像情報メディア学会
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