2011 年 43 巻 SUPPL.3 号 p. S3_168-S3_176
慢性関節リウマチにて近医加療中. 2005年に心室性期外収縮(PVC) で当科受診歴あり, そのときの心エコーは心尖部の壁運動低下を認めていたが, EF67%で経過観察となっていた. ホルター心電図ではPVC 1988発/日(multifocal).
2007年8月に倦怠感と吐き気·微熱(37.6℃)で前医受診, 心室頻拍を認め当院へ搬送. 植込み型除細動器(ICD)植え込み, 心室頻拍(VT)に対してアブレーションを施行. その後のVTの再発なく経過良好だったが, 2010年6月に覚醒下でのDC作動を自覚し, 当院入院. その際は, 甲状腺機能亢進症を呈しており, 内服加療にて退院. 甲状腺機能は正常化し, VTは認めなかった, 退院後, 同年7月にoptivol alert認め, 当院受診. Optivol alert受診1カ月後, VT stormの状態となり, 緊急入院. 再度, アブレーション施行し現在は抑制されている.