1999 年 2 巻 Supplement 号 p. 26-27
ペットの飼育上,ペットの体臭・便臭などは非常に問題とされる部分である。また体臭・便臭の原因となる腸内で産生される各種の腐敗物質はペットの健康状態にも影響を与えるため,これを抑制することは意義のあることと思われる。そこでペットフードに消臭効果を有する物質を添加し,その効果及び対象動物種の違いについて検討を行った。イヌ・ネコ・ハムスター・ウサギ・モルモットで試験を行い,その糞尿のアンモニア濃度を測定した結果,全ての動物でアンモニアの抑制効果が認められたが,動物種によってその効果には差があった。