色材協会誌
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マイクロカプセルトナーの調製とその特性
田中 真人木村 勇雄斎藤 夏風富永 英明
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1994 年 67 巻 10 号 p. 624-631

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抄録

マイクロカプセルトナーが二段階プロセスで調製された。すなわち, 芯微粒子は第一のプロセスで, カプセル壁は第二のプロセスでそれぞれ調製された。芯物質はカーボンブラックが分散しているステアリン酸であり, 壁物質はソープフリー重合で調製したポリスチレン超微粒子である。
実験では, 芯物質の体積分率, 一次 (O/W) 分散系を調製するときのかくはん速度とかくはん時間, 等のような操作条件が段階的に変えられた。このような操作条件がカプセルの粒径分布や平均粒径, フェライト微粉末や壁物質の含有率, 等のマイクロカプセルトナーの特性に及ぼす影響が検討された。トナーの粒径はかくはん速度とかくはん時間とともに減少し, それぞれ, DAV~Nγ-1.2, DAV~ti-0.48なる依存性を示した。
また, 壁物質の含有率は重合時間とともに増加した。

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