色材協会誌
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金-生体高分子ナノコンポジットの活性酸素消去活性
秋山 慎太郎吉村 倫一江角 邦男
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2005 年 78 巻 3 号 p. 112-121

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抄録

金-生体高分子ナノコンポジットをフコイダン, アルギン酸, ピアルロン酸ナトリウムを用いて調製した。金一フコイダンナノコンポジットでは平均粒径は3. 2-6. 8nmとなり, フコイダン濃度の減少とともに小さくなった。金一アルギン酸と金一ピアルロン酸ナトリウムナノコンポジットでは平均粒径は3. 4-5. 4nmとなり, 生体高分子の濃度の影響は小さかった。金一生体高分子ナノコンポジットのヒドロキシルラジカルの消去活性は, 生体高分子の種類と濃度に依存した。消去活性は, アルギン酸>ヒアルロン酸ナトリウム>フコイダンの順に大きいことがわかった。また, 生体高分子の濃度が減少すると大きくなることがわかった。とくに, 金一アルギン酸ナノコンポジットは代表的な抗酸化物質であるアスコルビン酸の約60倍も大きい活性を示した

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