日本薬理学雑誌
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創薬標的1分子の姿を捉える―静止画から動画へ―
結晶構造解析における「静止画」から「動画」への試み
山下 敦子
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2013 年 141 巻 5 号 p. 235-239

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抄録

結晶構造解析で得られるタンパク質の姿は静止画像であるが,各機能状態の構造をそれぞれ捕らえることで,タンパク質の作動機構をコマ送りの動画のように理解することが可能である.最近は,創薬標的分子をはじめこれまで構造解析が困難だったタンパク質についても,様々な工夫により複数の異なる機能状態での結晶構造が明らかになってきており,それらの蓄積された構造情報がより深い作動機構の理解に大きく貢献している.

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© 2013 公益社団法人 日本薬理学会
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