画像電子学会誌
Online ISSN : 1348-0316
Print ISSN : 0285-9831
ISSN-L : 0285-9831
論文
マージン最大化の考え方を導入した遺伝的アルゴリズムによる特徴選択とその文字認識への応用
鈴木 章嶌田 聡木村 義政米村 俊一森本 正志
著者情報
ジャーナル フリー

2012 年 41 巻 2 号 p. 131-139

詳細
抄録

学習サンプルのみならず未知サンプルに対しても識別率を大きく向上させる特徴選択の方法として,サポートベクトルマシンにおけるマージン最大化の考え方を導入した遺伝的アルゴリズムによる特徴選択を提案する.サポートベクトルマシンは未知サンプルに対しても高い識別率を得られる汎化能力の高い識別手法として知られており,その仕組みの核であるマージン最大化の考え方を導入することで未知サンプルに対して高い識別率を得られる特徴選択が実現することが期待できる.5組の手書き類似漢字対を対象とする実験を行い,提案法は予想通り学習サンプルだけではなく未知サンプルに対しても識別率を大きく向上させる結果が示された.

著者関連情報
© 2012 一般社団法人 画像電子学会
前の記事 次の記事
feedback
Top