主催: 電気関係学会九州支部連合会
本研究では、携帯電話を利用した実空間上の複数コンテンツの意味的関連性の可視化によって情報活動を支援するPick and Lap手法を提案する。本手法では、実空間上のコンテンツを携帯電話のカメラを用いてデジタルコンテンツとして取り込み(Pick)、他の実空間上のコンテンツへ重ね合わせた(Lap)時、取り込んだコンテンツとの意味的な関係性をふまえ、ユーザへ適切な情報を提示する。本論では、 重ね合わせ方の違いから意図に合わせた情報の表現パターンを提示し、それぞれのコンテンツが保持する意味的データの相互の関連に基づいて、 コンテンツ間の関連性を可視化するための論理的なモデルについて論じる。