主催: 電気関係学会九州支部連合会
近年、インターネット上ではWebページや動画など様々な種類のコンテンツのランキングや推薦に関する研究が数多くなされている。一方、実空間でのこのようなコンテンツの閲覧環境として、美術館や博物館における展示品が挙げられる。現在多くの博物館において、閲覧支援のための展示ガイドシステムを登載した情報端末が導入されている。本研究では、このような情報端末を用いてユーザの興味や状況に合わせた個別閲覧ルートを構成する手法を提案する。展示品間の影響関係から導出した各展示品の全体に対する影響度と集約度に基づいて閲覧ルートを構成することによって、展示に対する理解を深め、ユーザの興味を喚起するような閲覧支援を行う。