地盤工学研究発表会 発表講演集
第38回地盤工学研究発表会
セッションID: 586
会議情報

誘電率計測法を用いた地盤の有効間隙率の測定方法に関する基礎的研究
*小松 満西垣 誠金 萬鎰
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本研究では,原位置での有効間隙率を迅速に測定する方法として,誘電率測定センサーを地盤に挿入し,そのセンサー周辺に水とは誘電率の異なる物質(ここでは比重を水と等しくしたエタノール/サッカロース溶液)を注入し,誘電率の変化から有効間隙率を求める方法を提案する。そこで,まず基礎データの把握を目的として,GHz単位の周波数により同軸プローブの先端で誘電率を測定するFDR装置(Frequency Domain Reflectmetory)を用いて数種類の砂地盤に対して試験を行った。その結果,各測定値とも間隙率の約80~90%程度の良好な結果が得られた。

著者関連情報
© 2003 地盤工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top