地盤工学研究発表会 発表講演集
第39回地盤工学研究発表会
セッションID: 676
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スクリュー状短杭付きアウトリガの移動式クレーン転倒抑止効果
*玉手 聡有木 高明末政 直晃片田 敏行浦本 康二
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抄録

作業時の移動式クレーンはアウトリガにより安定化が図られる。このアウトリガは地盤に接地する直接基礎である。本研究では地盤工学的な移動式クレーンの転倒抑止方法として2つの基礎形式に注目した。一つは、スクリュー状短杭をアウトリガフーチングに付加した合成基礎である。もう一つは、合成基礎を冷却し、その周囲に凍結固化体を形成させた凍結基礎である。模型クレーンに直接基礎、合成基礎、凍結基礎を与えて遠心実験を行った。模型地盤は静的に締固めた関東ロームにより作製した。実験の結果、安定度は直接基礎、合成基礎、凍結基礎の順に大きくなった。安定度の増加は、基礎の支持力増加と引抜き抵抗により得られたことがわかった。

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© 2004 地盤工学会
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