地盤工学研究発表会 発表講演集
第39回地盤工学研究発表会
セッションID: 695
会議情報

表層固結地盤の極限支持力に関する実験的解析
*上田 慎一郎末政 直晃片田 敏行玉手 聡有木 高明
著者情報
キーワード: 模型実験, 支持力, 浅い基礎
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

表層固結地盤とは、軟弱な不飽和土層の上部に固結層が配置された2層地盤である。模型地盤は、関東ロームを静的に締め固めた下層の上部に、セメント混合ロームで再現した固結層を配置させたものであった。支持力実験は、表層厚とそのせん断強度を変えるとともに、円形フーチングの径を変えて実施された。極限支持力の解析方法を検討した。テルツァーギ式による方法と仮想すべり面法による2つの解析値を実験値と比較した。仮想すべり面法とは、表層内に観察されたすべり面の面積にせん断強度を乗じて極限支持力を計算する方法である。検討の結果、仮想すべり面法による解析値と実験値には、比較的良く一致が見られることがわかった。

著者関連情報
© 2004 地盤工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top