地盤工学研究発表会 発表講演集
第39回地盤工学研究発表会
セッションID: 918
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遠心力模型実験用傾斜土槽の開発
*久保井 公彦末政 直晃東 健一星谷 寛
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抄録

遠心力模型実験において地震動の様な動的問題を扱う際には、相似則を満たした状態で高周波数の振動を与えるという方法が採られている。しかし、小型遠心力載荷装置では空間的な問題や計測機器の複雑化等の技術的問題が存在する。
一方、実際の構造物の耐震設計では地震に関する問題に対して震度法が用いられており、地震動のモデル化や解析に対する利便性が図られている。そこで今回、震度法に基づいた遠心力模型実験を可能とするため、遠心力載荷中の地盤に静的な水平力を加えることを可能とした傾斜土槽の開発を試みた。また、開発した土槽の遠心力模型実験に対する適用性を検証するため、矢板構造物をモデル化した地盤の崩壊実験を行った。

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© 2004 地盤工学会
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