地盤工学研究発表会 発表講演集
第39回地盤工学研究発表会
セッションID: 129
会議情報

水浸した粘土土塊強度の経時変化
*片桐 雅明諏訪 裕哉西村 正人大石 幹太末政 直晃
著者情報
キーワード: 粘土土塊, 水浸, 針貫入試験
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

機械脱水した粘土土塊を用いて海面埋立が行われるようになってきた。この場合危惧されることは,間隙水が搾り出された土塊が再び吸水して,弱化することである。そこで,本検討を基礎的な実験と位置付け,以下の実験を行った。土塊は,圧密圧力80,392kPaを一次元的に与えて作製した。この土塊を3cm角に切り出し,それらを人口海水中に最大60日間静置した。その間,経過時間ごとに試験体を引き上げ,針貫入試験を行った。その結果,水中に静置した粘土土塊に対する針貫入抵抗は,浸水前よりも低下するが,水浸後半日以降はほぼ同じとなることがわかった。

著者関連情報
© 2004 地盤工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top